2017年12月24日
No.113-110
広島県福山市にある紛体塗装ファクトリー
有限会社シリウスの杉原です。
クリスマス・イブですね。
今日は昨日からの続きです。
本格的にプロダクト開発のスタートとして
平澤さんの事務所に向かい上京。
この時が初対面となりました。
確か2014年の4月くらいだったと思います。
ドキドキして行ったことを今でも思い出します。
そしてその時に紹介されたのが
現在一緒にカラー開発等を行っているデザイナー
田中行(ゆき)さん。
建築+デザイン事務所 イッスンの代表をされています。
建築デザインはもちろん
様々なプロダクトのデザインも行っていたり
地域産業を活かしたものづくりの実績もある
まさにシリウスにドンピシャのお方です。
秋田の伝統工芸まげわっぱのお弁当箱で
グッドデザイン賞も受賞されています。
http://www.g-mark.org/award/describe/38213
そんなお二方と始まった自社製品開発。
しかし、当時の私は紛体塗装ってマイナーだけど
そんなに知られてないとはおもっておらず
また、漠然と何かものづくりをしたいという意識だけで
具体的に何を作りたいとか、どうしたいというのが曖昧で
道筋の見えない状況だったんです。
ただ、自社の技術を活用してものづくりをして
販売すれば新しい販路が開拓されていき
会社も発展していくんだという空想が先行してました。
そこで原点に振り返り
何で自社製品の開発をしたいのか?
自社開発する必要性は?
どんな技術なのか?
他社とどう違うのか?
そんなことをディスカッションしていく中で
分かってきたことがありました。
ただ自社製品の開発をしたいのではなくて
紛体塗装をしってもらうことで、多くに人に
紛体塗装の良さを知ってもらったり
発色の綺麗さや色の多さを知ってもらうことで
多くの人に紛体塗装の価値を届けることができる。
そうすれば自社への依頼も増加し
また紛体塗装の認知も向上していく。
ということが本来の目的ではないかと。
ここに気づくことが出来たことが大きくて
今もその目的のために活動をしています。
そこからプロジェクトが始まったのですが
まずはプロダクトを作ってみようかとか
色々な案があったのですが、
やはり紛体塗装の会社なので
「色」にフォーカスを当てることが多くなり
こんな色は出来ないか?とか
この方法での紛体塗装は?とか
物ではなく色をテーマに考えるようになっていきました。
紛体塗装は塗料が粒子の細かい「粉」なので
複数の色を扱うのが大変難しくて
よく違う色が付着してしまい不具合を起こします。
真っ白の塗膜にものすごい小さな黒い点が
ポツポツっと付いていたりするんです。
紛体塗装での色替え(複数の色の紛体塗装)は
こういった理由からする所が少ないんですね。
嫌なんです。大変だから。
なので多くの紛体塗装の会社は
同じ色の塗料を大量に購入してコストを抑え
不具合を起こさないように沢山の色を取り扱わない
そういうシステムになってるんです。
確かに大変なんです。
でもどこもやっていない。
しかも色が沢山ありそれを知ってほしい。
ならウチがやろう。
色が混ざったらダメなら
最初から混ぜちゃえば(笑)
なんて冗談を言いながら
逆に粉体塗料だから混ざりやすいかも
まぜたら綺麗な色が作れるかも(笑)
なんて冗談を形にしてみることに
めっちゃ綺麗や~ん!
紛体塗装でこんなに綺麗なグラデーションが
出来るとは全く思っていなかったのですが
やってみるとメチャクチャ綺麗。
そして多くの人に見てもらう為に
田中行さんの出展する展示会に
出品協力させてもらうことに。
これが初めての展示会への参加となります。
その話はまた次回に。
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SIRIUS Co.Ltd. 有限会社シリウス
代表取締役 杉原広昭
AD. 広島県福山市一文字町14-34 721-0953
TEL. 084-961-4300 FAX. 084-961-4310
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紛体塗装の可能性にチャレンジしている
プロジェクト「CYUON」
紛体塗装でグラデーションを開発しました
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