2017年11月25日
No.089
広島県福山市にある紛体塗装ファクトリー
有限会社シリウスの杉原です。
今回は前回からの続きで
紛体塗装の間違った認識についてその２。
紛体塗装で使用する塗料は
読んで時の如く「粉体＝粉」です。
通常は粉体塗料メーカーさんが販売している量を
購入するのですが大体一箱15kgか20kgが主流です。
この1箱が通常品。
液体の塗料でいえば一斗缶のサイズです。
通常ですとメーカーさんが大量生産した粉体塗料を
このような箱に入れて販売しています。
なのでメーカーさんが製造している色しか
基本的に入手が不可能なんです。
なので自分の好きな色を調色して
オリジナルの粉体塗料を作ってもらおうとすれば
一から塗料を作ることになるので
どうしても高価になってしまいます。
前回も書きましたが、
「単色しか出来ない」
「色数が限られている」
「好きな色は作れない」
「好きな色を作るとしても数トン単位からなので無理」
「一度に大量でしか紛体塗装は出来ない」
という認識はあながち間違ってはいません。
ちょっと前はホントにそうでしたから。
しかしシリウスでは様々な色の塗料を小ロットで入手出来ます。
ほれっ！
これは最小ロットの粉体塗料【1ｋg】です。
通常の塗料が15kgなので15kgベースの単価で
考えるともちろんキロ単価は高くなるのですが
それでもちょこっとだけ使いたい時などは
わざわざ15kgを買うほうがかなり高くなるので
小ロットで購入し使用するほうが経済的です。
それに小ロット専用の紛体塗装機も導入しているので
少しの量で紛体塗装することが可能です。
ですので試作品とか紛体塗装を試したいとか
色を沢山検討したいという時のサンプル製作にも
小ロットで塗料が入り尚且つ塗装機もあるので
簡単に対応することが出来るんです。
粉体塗装機のガンの上についている
小さなカップに少量の粉体塗料を入れてサンプル製作。
これはグラデーションの数パターンのサンプル製作。
サンプル製作専用の小さなオーブンもあります。
紛体塗装は昔から色替えが大変なので
沢山の色は扱えないという認識が主流だったのですが
最近はこのような小ロット専用の紛体塗装機もありますし
小ロットで沢山の粉体塗料も入手出来るようになっています。
しかし多くの人が今のそういった事を知りません。
何故かと言うと。
普通の紛体塗装屋さんはしたがらないんです。
大体の紛体塗装屋さんは通常の仕事が沢山あり
その沢山の仕事は同じ色で紛体塗装するので
色を変えてまで小ロット品に対応するのを嫌がります。
面倒くさいんです。
そんなことやってる暇が無いんです。
これは当社でも同じことが言えるんですが、、、
ですがシリウスはやっています！
何故かと言うと
楽しいから！
一緒にものづくりをするのが楽しいから！
街中を綺麗な色にしたいから！
紛体塗装を拡めたいから！
紛体塗装を簡単に沢山の人に使ってほしいから！
だからやってます。
以上！！！！
毎回沢山のサンプル製作をしています。
是非一緒にものづくりをしましょう！
次回は自分の好きな色を作ることについて。
では！
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SIRIUS Co.Ltd. 有限会社シリウス
代表取締役 杉原広昭
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