2018年01月6日
No.126
広島県福山市にある紛体塗装ファクトリー
有限会社シリウスの杉原です。
2018年の2つ目の取組としては
粉体塗装の下処理の品質向上と自動化です。
下処理というのは紛体塗装をする上で
最も重要な工程になります。
紛体塗装は基本的に金属に対して
行う塗装なんですが、金属は通常は
錆びないように油が付着しています。
その油を綺麗に拭き取らないと
粉体塗料が綺麗に付かないので
シリウスでは1つ1つ職人さんが
手作業で綺麗に掃除をしています。
油を取り除いた後は更に一手間を。
プロ用のサンドペーパーで目荒らしをし
粉体塗料の密着面積を増やすことで
より剥がれにくいようになります。
そして更にもう一手間なんですが
特殊な液体で最終清掃まで行っています。
そこまでの下処理作業を丁寧に行って
やっと紛体塗装の工程に入ります。
この下処理作業を怠ってしまうと
紛体塗装後に錆が出たり不具合の原因となります。
なのでシリウスでは全て職人さんの手で
丁寧に手作業で行ってきたのですが
更なる下処理のレベルアップのため
薬品をかけて科学反応を起こし
塗料の密着性を向上させる自動化設備の
導入をすることにしました。
手作業は細かな箇所も丁寧に処理が出来るのですが
薬品をかけてまでは出来ませんでしたが
設備を導入することでこれまで以上の下処理の
レベルを上げることが可能となります。
しかも手作業ではなく自動化になるので
これまでより生産量は増加もさせることが出来ます。
結構な設備投資になるのですが
思い切って取り組んで行きます。
ただ紛体塗装をするって言っても
塗装工程の前には重要な事が沢山あります。
前処理はもちろんですが
粉体塗料の選定や、その前の材料の選定も、
更には大きさや形状など色々な事を
デザインして、やっと紛体塗装ってなるんです。
旅行にいくときも、事前にどこに行くかを決め
交通手段を検討し、ホテルの予約をしたり
しっかりと準備をしないと楽しい旅行にはなりません。
紛体塗装も同じで塗装の前の準備が
一番大変で大切な事になります。
何事も準備が大切ですねー。
それでは！
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SIRIUS Co.Ltd. 有限会社シリウス
代表取締役 杉原広昭
AD. 広島県福山市一文字町14-34 721-0953
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