2018年01月13日
No.133
広島県福山市にある紛体塗装ファクトリー
有限会社シリウスの杉原です。
紛体塗装の不思議その2。
塗料が粉なんで前々回に書いたように
静電気で粉を付着させます。
紛体塗装をした後は乾燥炉に入れて
180℃〜200℃で15分程度焼き付けます。
そうしないと粉が付いてるだけなんで
エアーで吹かすと飛んでいくし触ると取れます。
上の写真に一部おかしな場所があります。
分かりますかね?
触ってしまった跡です。
焼付前に触ると簡単に取れます。
これは私が確認をした時に
焼付が終わったのかと勘違いして
触ってしまったんです。
大失敗!本当にごめんなさいです。
このように紛体塗装は塗料が粉なので
触れば取れるし吹けば飛んでしまいます。
この状態では使い物にはならないので
高温で焼き付けて塗膜を作る必要があります。
紛体塗装直後の状態。
まだ粉々しています。
触れば取れる状態です。
そして乾燥炉に入れて焼き付けます。
さて、紛体塗装は色を選ぶことはもちろん可能ですが
色以外にも「艶」を選ぶことも出来ます。
艶というのはテカテカの艶ありとか
マットな仕上がりの艶消しとかです。
テカテカが全艶と予備、マットが艶消し。
その中間が半艶・5分艶で3分艶とか7分艶など
艶の度合いも色々と選択が可能です。
しかし紛体塗装は粉なので
艶もクソもありません。
全て艶消しの状態になります。
先程の写真ですがマットな状態です。
しかし、この塗料は艶ありの塗料なんです。
でも今の状態ではマットな状態です。
これを乾燥炉に入れて焼き付けると
このように艶がある状態になるんです。
不思議でしょう!
マットな塗料でも半艶の塗料でも
全ての粉体塗料はマットな状態から
焼き付けることで変身します。
先程の完成写真でも艶があるのですが
更に艶や高級感を出すために
この上にクリア紛体塗装をします。
クリアって透明なんですが
紛体塗装のクリアをすると真っ白に!
クリアなのに真っ白!
この状態では大失敗です。
それが乾燥炉で焼き付けると
ギラッギラのテカッテカな
クリア紛体塗装の完成です。
真っ白なのにテッカテカになるです。
これまた不思議でしょう!
焼付しないとどうなるか分からないのが
紛体塗装の難しさなんですが、
それも紛体塗装の特徴です!
焼付が完成して乾燥炉を開ける時の
ドキドキ感はたまりません!
紛体塗装は楽しい塗装です!
それでは!
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代表取締役 杉原広昭
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